約 6,937,893 件
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/63.html
3-794 200x年、東京にて連続猟奇殺人事件が発生する。 それが、全ての始まりだった。 「…おい、こいつぁどういう冗談だッ?!」 「はわ…空に…お城?」 現れた、『古き神』 「世界の危機です。貴女にとっても、決して容認できる事態ではないでしょう、オゼット」 「ふん、世界の守護者気取りの抑止力が。…まあ、セプのやり口を見過ごすのは好かんな…」 迫り来る世界の危機 「ふっ…久しぶりだな、日向。お前とこうして組むのも何年ぶりかな…で、どりぃ~む」 「お前まだその口調直ってなかったのか…かわらんねぇ」 「…アニキッ?!」 「ちげぇ! オレは柊ってんだ!」 「―――悪ぃ。すっげえ声似てたもんだから」 「お怪我、ありまセンカ?」 「は、はわ。ありがとうございますっ! あ、中国語で話さないとだめ、かな。ニ、ニーハオ!」 「…日本語、大丈夫デス。気にしなナイデ」 「私は、兵器。壬生谷が生み出した神殺しの兵器です」 「…たとえ兵器として生まれても…人として生きることはできる…彼が、私に教えてくれたように」 そして、数奇な運命の元、交錯する数多の能力者たち。 式神の城xナイトウィザード 『式神と魔術の詠う夜』 「A、お縄になってぶっ飛ばされるか!」 「B、ぶっ飛ばされてお縄になるか!」 「「てめえの選ぶ道は二つに一つだ!」」 という電波を受け取った。 3-795 そして、この事態に偶然巻き込まれた女性が三人。 「なのは、この異常な程の魔力を放ってるあの城は一体……?」 「分からないよ、フェイトちゃん。けど…放って置けるものじゃない感じがする! はやてちゃんはどう?」 「……全く、折角休暇が重なって皆で示し併せて里帰りしてるゆうのに… …って、管理局から通信? ちょっと待って二人共……え? 『巨大時空震の予兆が観測されたから クラウディアがこっちに到着するまでにわたしらだけでこの異常事態の先行調査しろ』やて!? ちょっ!……通信、切れた!?」 「どうしよう、なのは……?」 「決まってるよ! あたしたちは、あたしたちのやれる事をやろう!」 「そうね!……って、あそこで飛んでるのって柊さんと光太郎さん!? そうだったよね、なのは!?」 「あ、本当だ。 あ、あっちで大砲に乗って飛んでるのは灯ちゃんと小夜ちゃんだ!」 「やっぱこの世界のウィザード達や魔法使い達も動いとるんやねぇ。けど、他の次元世界にも影響が 出るかも知らん事態なら、わたしらも無関係って訳にはいかんやろ?♪」 「そうね♪」「そうだね♪」 「「「それじゃあ……『Set up!』」」」 ……運命に導かれて、全次元世界を守る為に、曾て共に戦った友と再び肩を並べる為に 成長した魔法少女達も故郷たるこの世界に再び空に駆け上がる。 と云う呪波汚染を受けた。 3-796 その時空震の予兆は、この異境の郷にも影響を与えていた。 「ちょっと!? 何で幻想境と現界との境界が薄くなってんの!? 皆、勝手に表に出ちゃだめぇ!!……どうやらあの城が現れてから この異常事態が発生したみたいね……よし、博麗神社の巫女・霊夢 の名に賭けてこの異常事態の原因をどうにかしてみせるわ!」 「……ふぅん、あの城、面白そうじゃない。 よし、あの城、この霧雨魔理沙様のモノにしてあげるわ!♪」 他にも様々な幻想境の住人達が各々の思惑の下に 幻想境から“悪しき夢”に覆われ始めた現界へと飛び立ち 事態は更に混迷の度合いを深めて行く――― と云う幻想を垣間見た 3-797 天より降り来たる「式神の城」。 城そのものと城へ向かう顔見知りたちを見て、その人物はふと笑った。 「突撃馬鹿が二人と空飛ぶ魔法少女が三人。他にも巫女さんだのなんだの……東京っていつからこんな人外魔境になったんスか?」 『もう、素直じゃないですね。そんな人達が大好きなくせに』 携帯電話から反る声は、信用できる味方のもの。こんな異常事態にあってなおその声は涼やかだ。 ふ、と口元が緩むのがわかった。 「うっさい。それより周辺の避難はすんだのか?」 『はい。昔の仲間と今の友達が手伝ってくれましたから』 心強い言葉。確かにあの級友たちならそれくらいのことはしてしまいそうだ。 『だから、思いきりやっちゃっていいですよ』 言われて、目の前の光景に集中する。 天に城が現れると同時、雨の如く地上に降り注いだ魔法製生物の軍勢。 その数は、もはや数える気にもならない。 それを前にして、されど彼女に絶望はない。 「っていうかさ、もう無双ってレベルじゃないよなこれ。弾幕だよ弾幕。それも怒首領蜂二週目火蜂級」 『しかもその弾幕の弾を全部撃ち落とすようなものね。 ……でも、負ける気はないんでしょ?ベホちゃん』 その声に笑みを深くし、当たり前だ、と答えて電源を切る。 負ける気はない。かけがえのないこの街と、街に住む全ての人の思い出のため。 彼女は変身リングを交差させ、その異能を開放する。 そこに現れるのはピンクを基調とする制服を身に纏い、翼のようにひるがえる赤く長いスカーフを首に巻いた少女。 さぁ、この敵しかいない独壇場。宣言するなら今のうち。私を誰だと思ってる。絶対負けない――― 「魔法少女ベホイミ―――只今推参」 ―――魔法少女(ヒーロー)様だ。 ……こんな信号をキャッチした。 3-798 そして、これまた偶然にこの事態に巻き込まれた者達が居り…… 「ちぃ、斬っても斬ってもキリが無いぜ……」 「マイト後ろ! ラー♪!」 「……ふぅ、助かったパティ。それにしても、このモンスター共は何なんだ?」 「分からないよ、マイト。けど、あの城が現れてからモンスターが出始めた感じ」 「……なら、先ずはあの城をどうにかする」 「はい!」 また、別の空では―― 「Sit! コイツ等、俺とキースの決着の邪魔しやがって! 燃えろ、ゴッドフェニックス!」 「その通りだ、バーン。 凍れ、ブリザードトゥース!」 「おいキース、どうやらあの空に浮かんでるフザケた城がこのモンスター共の大元みたいだぜ? ったく、空飛ぶ城ならモンスター吐かずにラピュタみたいに夢振り撒けってんだ!」 「なら、先ずあの城を叩こう。これ以上、僕等の決着の邪魔をされたくない。行こう、バーン」 「OK、キース!!」 そして、とある軍事基地では―― 「……と云う訳で、戦力増強の為に東京上空に浮かぶあの城を制圧・接収して来て載けますか? 接収が無理になりましたら、最悪破壊して貰っても構いません 良ろしいですね? エミリオ、刹那、ガデス」 「要するに一切合際壊してくれば良いんでしょ? なら、簡単じゃんw」 「ケッ、この刹那様に任せて置けばあんなモンスター・フォートレスのひとつやふたつ!」 「漸く思いっ切り暴れられるぜぃっ!」 また、とある秘密施設では―― 「この事態を収拾して我等新生ノアの偉大さを知らしめましょう 行きますよ、レジーナ、α」 「分かったわ、カルロ兄さん」 「……了解(リョウカイ)」 そして、緑の風を身に纏い紅き月が昇る空を疾駆する一人の少女―― 「……貴方は今、東京(そこ)に居るんでしょう? 待ってて、バーン。 わたし――ウェンディが今行くから!」 自分達の宿命を追い求める為に、邪魔な特異点――式神の城―― を排除しようと東京に向かうサイキッカー達。 そこで彼等は、人類の切札――下がる男とその仲間達とまみえる事に…… という未来視をした。 3-805 そして、一人の少女が…… 「RIOT!!!」 ここまで来た。 3-806 また、東京のとある一画では…… 「……何、これ? ヴァーミスの反応に似てるけど、 少し変調しててもっと強力な反応が無数に発生してる!? クルエルティア姉さん!?」 「――どうやら空に浮かんであたし達の洗濯物が乾くのを邪魔してる あの変な城が原因みたいね……って、ちょっとアレ、柊蓮司と玖珂光太郎じゃない!?」 「あ、本当です!――って、二人の他にも色んな人達が 城から溢れ出してる敵と交戦してるよ、姉さん!?」 「……エグゼリカ、カルノバーン達とアールスティアとディアフェンドの準備は?」 「メンテナンスなら日頃からしっかりやってあるから、いつでも出撃可能だよ♪」 「じゃ、あたし達も早く行くよ! この非常事態に間に合わなかったなんて事になったら チルダ所属のトリガーハートの名折れだよ! それに、あの時の恩を柊蓮司と玖珂光太郎に返す絶好のチャンスだよ!」 「はい!姉さん」 「行くよ……トリガーハート、クルエルティア――」 「トリガーハート、エグゼリカ――」 「「発進っ!」」 第二の故郷と定めた地球と大切な人々を守る為、 恩人達に報いてその力となるべく戦場に馳せ参じる為、 異星の科学で生まれた二人の戦乙女が 鎧の様な愛機に乗り込み紅き月昇る空へ飛翔する。 目指すは――式神の城! と、どこまで皆で続けられるか調子に乗って便乗してみたw 3-815 また、東京・秋葉原では…… 「な、何やコイツ等!? 父ちゃんのお遣いでメモリ買いに来たけど、 どっからこんなようさん危ないんが湧いて来てるんやっ!? ペン太郎はん、大丈夫かいな!?」 「ふっ、俺を舐めんなよ? この程度、俺のロケットランチャーなら訳無いぜ、タコスケ! そっちはどうだ、こいつ?」 「♂☆◇$#=√w∀!」 「そうか、何処からか来た高校生達の御陰で民間人は避難し終えたか」 「そら一安心や」 「Σお前等こいつの言葉が分かんのかよっ!?」 「Σっつか、コイツ等何だよ!? 敵じゃ無ぇ事は分かるけどよ」 「あ、柊はん。店までの道教えてくれておおきに♪ 隣に居らはるんは柊はんのお友達でっか? わい、タコスケ言います、宜しゅうに」 「ペン太郎だ」 「◎☆♂」 「お、応、改めて俺は柊蓮司。こっちは玖珂光太郎だ―― Σじゃ無くて! 危ねぇからお前等も早く逃げろよ!」 「それはあきまへん! 見れば柊はん、剣持って周りの変なのと戦うてる様子。 よっしゃ!ここはさっきの恩返しにわて等も柊はん達と一緒に戦いますぅ!!」 「……(ニヒルにロケットランチャーを取り回すペン太郎)」 「↑↑<*KΨ!!」 「……ああもう分かった!好きにしろよ!――けど、無事に生き残れよ」 「任せといて下さぃな! これでもパロディウスシリーズじゃあ 父子揃って主役張ってるんやで♪」 「「Σそういうメタは台詞は要らねぇから!!」 こうして、式神の城が鎮座まします東京の空に また一組の勇者(?)が参戦した。 って、どこまで続けるよこれ?w 3-836 空気読まずにシューティング以外。 世界結界。それは世界を常識で覆い、世界外の法則の侵入を防ぐ対「魔」結界。 普段強力な魔王の侵入すら防いでいるその結界は今、悲鳴を上げるかのようにきしんでいた。 世界結界を突き抜け現れた天の祭壇―――式神の城によって。 東京、秋葉原。 「黄○い○水艦」の入った○暮ビルの屋上で、ブロンドのメイド服の女性が笑った。 「―――というわけでして。ご協力をお願いします」 「ふん。……まぁいいだろう。貴様には何度か世話になったしな、破壊魔女狐エセ給仕。特別に格安で仕事を受けてやろう」 「もう。女性の昔の話を暴くなんて趣味が悪いですよ伊織さん?」 いつも浮かべている天使のような微笑みのまま、ボキッといきましょうか?と彼女が尋ねると、 伊織と呼ばれた青年は冷や汗を流しながら視線を逸らした。 「忘れろ。何事も景気づけというではないか。そんなことより―――鈴蘭」 伊織の隣に立つのは、目を閉じたままのこれまたメイド服の少女。ヘーゼル色の髪の少女こと鈴蘭に、彼は語りかける。 「あそこにいるのは神に成ろうとする古いカミだ。自分の為に世界を滅ぼそうとしている自分勝手なイカレた存在だ。―――わかるな?」 その言葉と時を同じく鈴蘭のまぶたが開かれた。ガラス玉のように硬質で、されど熟れた実のように爛々と輝く赤い瞳が、天より落ちくる城を捉える。 鈴蘭は三日月のような笑みを浮かべ、答えた。 「はい、ご主人様」 「いい子だ鈴蘭。あの城が現れたことで東京一帯の世界結界の密度は急速に薄くなっている。 これからあの城の落下速度は、常識の殻を失ったことで加速度的に上がり―――馬鹿共が世界を救うよりも早くぐしゃり、だ」 一拍置いて、伊織は命じる。 「―――いけ、鈴蘭。お前の力を見せてやれ!」 その言葉に応え、鈴蘭はあらん限りの声を上げ、拳を天に突き上げる。拳から放たれるは緋色の輝き。 華奢な少女の腕から放たれたとは思えぬほど太く力強い光の柱が、城の落下を徐々に減衰させ、やがて落下を完全に止める。 けれど、皮肉なことに彼女の生んだその光が、さらに常識を削り取っていく。城の重さが、じりじりと少女の腕にのしかかる。 しかし鈴蘭は、その状況下でなおその顔を笑みから変えることはない。 彼女の名前は名護屋河鈴蘭。史上最高の神殺しの末裔にして15の負位置の魔導力を内に秘め、数多の世界の危機をくぐり、世界を救いし聖魔王! それがたかがこの程度で――― 「世界(ここ)を、諦めてたまるかぁぁぁ―――っ!」 この世界が好きな一人の人間として吼える鈴蘭。 そんな彼女を見て、伊織と金髪メイドは眼下へと視線を移す。 「さて。どんなマヌケでもそろそろ異変に気づくだろうな、エセ給仕」 「でしょうね。さてさて、私もお友達が頑張ってるんですから頑張らないとです♪」 そこに現れるのは巨大な刀を持ったロボット。その機械的な瞳は、間違いなく鈴蘭を狙っていた。 しかしあくまで涼やかに、伊織はメイドに話しかけた。 「では付き合ってもらおうか。俺は悪の組織らしくあんな正義っぽいロボットは破壊せねばならん」 「あんまり正義っぽく見えないですけど……でも、男の人にエスコートされるのも久しぶりですし、少しくらいなら付き合ってもいいですよ」 そうして。種類の違う笑顔を浮かべながら、巨大なロボットに向け二人の人間は駆け出した。 3-844 シューティング以外もありなら 式神の城を見上げながら、数人の少年少女たちが走る。 先頭を行く少年の手に握られるのは無骨な、飾り気のない剣。 最後尾を走る少女の手には、不似合いなほどの大きな盾。 この二人を軸としながら、魔法と連携で突き進んでいく。 「ダイソード、あんたの言うとおりだったな」 少年の言葉に応えたのは、驚いた事にその手の中の剣であった。 「そうだ。王太。 やつが今度の敵。新たなる「神」だ」 「そして、あそこで戦っているのが―――」 「今度の戦いの鍵を握る男、柊蓮司。 急げよ、奴の持つ柊力が敵の手に落ちてからでは遅いのだ」 「おうっ、ここまで近付けば大丈夫か。 会長さんっ」 「ええっ、逃げ遅れた人たちの避難と手当ては私たちに任せて」 敵の攻勢がいよいよ激しさを増す上空を見上げて、少年は天高く剣を掲げ叫んだ。 「ダイ・ソーーーーーードッ!!!」 召喚に応え、巨大な――刀身だけで20メートルは超える――剣が出現する。 それは大質量にまかせて敵の群れをなぎ払いながら、柊蓮司の元まで到達すると、その姿を人型へと変えた。 「柊蓮司よっ。邪な神の野望を阻むため、私は来た! 我が名はダイソード 轟世剣ダイソード!」 そのコクピットで―― 「さあ、おっぱじめるとしようか、カミさんよっ」 少年――ダイソード召喚者百地王太は不敵な笑みを浮かべた。 3-856 「…なるほど。そういうことか…ふっ…なるほど、な」 「…どうしたのですか、オゼット?」 「読めたのさ。『敵』の思惑が」 アンゼロット城の一室、アンゼロットの執務室でアンゼロットとふみこはテーブルを挟み 相対していた。 二人の緊迫した空気に、周囲に香る心地よい紅茶の香が酷く場違いに感じる。 「式神の城。あの城にいるのは古き神だ。そして、神を殺した者は次の神となる」 「光太郎さんか柊さん…いえ、それ以外の誰でもいい。誰かを新たなる神とする?」 しかり、というようにふみこはゆっくりと頷いた。 「そう…大きな可能性を持った者の上にゲートは開く。奴らはそれを利用するつもりだ」 「神レベルの人間の頭上にゲートが開けば他世界はおろか神界への到達も可能になる…!」 驚愕するアンゼロット。 「そして、仮に奴らが阻止に失敗したとしても問題はない」 「…どういう、事ですか?」 「相手の切り札は全てお前の手の内にある…いや、『あった』という事さ、アンゼロット」 いぶかしむアンゼロットの姿に、ふみこはくっくと小さく含み笑いを浮かべた。 「柊が死ねば、多くの者が絶望する」 つい、と視線をプロジェクターのように映された下界の映像に向ける。 そこには、疾走する光太郎と柊、金とそれを追うくれは、そして、別の画面では 何かに祈るように手を合わせている、エリスの姿が映されていた。 「魔王の魂を持っていた星の巫女、魔王シャイマールの身代。この二人は可能性の塊だ。 柊の死によってこの二人が絶望して魔王となれば…?」 「くれはさんにエリスさんを…まさか…そんな…!」 その言葉にアンゼロットが驚愕したように叫ぶ。 その顔を見て、ふみこはにやりとシニカルな笑みを浮かべた。 「それだけじゃない。仮にその二人が絶望せずとも…カードはまだある」 ついと、ティーカップを傾け、再び視線を別の映像に移す。 そこには、小夜と共にガンナーズブルームを駈る紅い髪の少女の姿。 「―――緋室さん」 「紅の巫女の生まれ変わり。あの娘の近代の男。城が落ちてその男が死ねば…どうなる?」 「二人の宿業は魔王の打倒と共にすでに消滅している…」 「…そう、因果から外れた今、もしここで近代の相手を失えば、もう二度と出会うことは適うまいな… 絶望するに足る理由とは思わんか?」 どさり、と音を立ててアンゼロットが椅子に寄りかかる。 「そんな…まさか…そんな…」 「お前はまんまと敵の罠に嵌ったのさ。そして全ての切り札を得意げに場に出してしまった。 ―――それこそが敵の狙いとも知らずに」 流れる、永劫のごとき刹那の沈黙。 「誰…なのです。この状況を仕組んだ…黒幕は」 震えながら言葉をつむぐアンゼロット。その顔は蒼白になっている。 そんなアンゼロットを、ふみこは口の端をあげてにたりと笑った。 「とうに分かっているのだろう、アンゼロット? 七つ世界をまたにかける死の商人。唾棄すべき悪党。忌まわしき七星―――セプテントリオン」 「ッ!!」 無言で振り下ろされたアンゼロットの拳がテーブルを叩き、がしゃりと茶器が音を立てて、跳ねた。 ========================= 一連の流れからこんなの思いついた 3-859 「―――と、その程度はもう向こうにも読まれているでしょうね。 ……この本にはそう書かれているわ、ベル。 けど、そんな事を今更私から聞いてどうするの……?」 ……そこは、今や争乱の渦中たる東京を一望出来る広く薄暗い古めかしい木張りの間 ――その争乱の元凶たる式神の城の天守閣に程近い一室。 その部屋に持ち込まれた豪洒なビロードの西洋椅子に深く腰掛けている、 射干玉(ヌバタマ)色の癖の無い長い黒髪を豊かに垂らす裏界の魔王・ “秘密侯爵”リオン=グンタは揃えた両膝の上に置いたこれまた古めかしく 分厚い革表紙のハードカバーの本を閉じながら、外を見渡せる勾欄に軽く腰掛けて 下界を見下ろし愉快そうな微笑みを浮かべている輝明学園女子制服を身に纏い その上から彼女愛用のポンチョを羽織っている裏界の大公にしてリオンの盟友・ 大魔王ベール=ゼファーに向けて囁く様に淡々と話し掛ける。 「別に。只の確認よ、リオン。 セプテントリオンとやらがあたしに持ち掛けて来た今回の話、面白そうだから 乗ってあげたけど、アンゼロット達も只単に事態に流されて応じてるだけじゃあ 面白みに欠けるもの。 ……セプテントリオン、裏界の大公たるこのあたしベール=ゼファーの他にも スカリエッティとか言う異世界の科学者やらヴァーミスやらバクテリアンやらとかの 純粋戦闘次元生命体共やら他にも色々な“災禍”を招き入れたみたいだけど…… ファー・ジ・アースの側だってそう簡単には陥ちないわよ? ……さて、今回の色々を巻き込んだこのゲーム、セプテントリオンの思惑すらも 覆してあたしを楽しませてくれるのは誰かしら……?」 愉笑を深めたベルの視線は眼下で奮戦する英雄達の姿を順々に捉え、 最後に先頭を切って群がる敵を倒し仲間と共に血路を切り開いてこの城に駆け寄って来る 二人の少年―――柊蓮司と玖珂光太郎をその瞳に映していた。 と、敵側を更に深めてみたw 3-863-864 :その頃のイギリス 「と、いうことのようでありますよマユリ」 「なるほど……じゃあ、私たちがやってることも無駄じゃなさそうですね」 イギリス、ストーンヘンジに二人の少女がいた。 片方は長い銀髪をツインテールにまとめ、唐草模様の風呂敷の上にどかんと載せられた大きな水晶球を覗いている。 マユリと呼ばれたもう片方はストーンヘンジの石の配置をずらしたり、サークルの中に複雑に模様を刻んだりしていた。 マユリは不敵に笑いながら呟く。 「世界なんて、そう何度も一人の人間に背負わせるもんじゃありません。 まぁ、あの人なら世界の敵を倒すくらいまでなら結局なんとかするんでしょうけど」 「問題はどっちに転んでも黒幕にとって得をする結果になるってことでありましょうな。 最悪、蓮司か光太郎のどっちかが世界に害をなすことになってしまうでありますから」 ため息をつく銀髪の少女。状況が絶望的でありながら、そのため息には絶望の色は見られない。 まったく、と彼女は呟いて言葉を続けた。 「私とマユリがいなかったら、世界終わってたでありますな」 「ほんとですね、ノーチェさんがいてくれて助かりました。 ウィザード側でこれだけ正確な情報を手に入れられる知り合いがいなくって」 「ウチの家宝の水晶球でありますからな。文字通り伝家の宝刀でありますよ」 メタなのかどうかよくわからない発言をした少女―――ノーチェは、自身の(薄い)胸をはった。 だいたい同じ年にも関わらずありえない発達段階にいるマユリは、ぐるりとストーンヘンジを見渡すと、一つ頷きサークルから出る。 ノーチェがたずねた。 「準備終わったでありますか?さすがはドイツの名門ヴァンスタイン。 伊達に空色の魔女から名前をいただいた自家弟子の末裔ではないでありますな」 「はい。そもそも、今東京で戦ってる人達がアンゼロットさんの全戦力だというのは間違いです。 この世界にいるウィザード全ての動向をセプごときに読み切れるとは思えません」 「でありましょうな。 特に東京にいるウィザードならばともかく、城が落ちる前に辿り着けない位置にいたウィザードのことなど計算にいれる必要はない。 ……向こうも聖魔王があんな力押しで城の落下を止めるとは思ってなかったでありましょうが」 「あれは確かに予想外でしたねぇ。私たち以外にもセプのやり口を知ってる人が助言でもしたんですかね? 魔殺商会ならその手の情報を知ってるかもしれませんが」 あそこもたいがい人外魔境ですからねぇ、と呟いてマユリは笑みを深めた。 「ともかく、おかげでなんとか間に合いました。 しかしなんで誰も気付きませんかね? この世界にあるもので相手の目を欺けないなら、他から補給すればいいだけの話でしょう」 その通りでありますよ、と隣でノーチェがため息をつく。 この世界が全て敵の掌だというのなら、外から掌をひっくり返させる何かを持ち込めばいいだけのこと。 それは、歌劇の世界においては「箱の外の神様(デウスエクスマキナ)」と呼ばれる手法。 使い古され、今では時に笑い者にされるやり方だが、この茶番をひっくり返してやるにはちょうどいい。 マユリがプラーナを解放し、告げる。 「―――来たれ」 プラーナの放出に、彼女の髪が風に煽られるように波立った。石の群れに淡く光が点ってゆく。 「我が望むはこの世界のどこかでなく、八つの世界のどこでもなく、七つ星の知りうる世界でもなく。 くだらない茶番をひっくり返すジョーカー、全ての常識を飛び越える常識はずれ、あらゆる秩序を鼻で笑って平気で無視するトリックスター! 遠き地にある我が呼び声に応え、ここに降り立て!」 言葉が終わると同時、凄まじい光がサークルから放たれた。 元から光に弱い性質のノーチェは、目を押さえて転がりながら目がー目がー、と悶絶しているが、マユリはそれを無視。 光が収まり現れた人影に駆け寄る。 人影は、マユリよりも3~4歳くらい年上だろう青年だった。 黒い髪に黄色人種特有の肌、ジーパンGジャンに赤いバンダナがかろうじて特徴と言えなくもない少年。 事態を把握できず呆然としている彼に向かって、マユリはいつもの調子で話かけた。 「はじめまして。私、マユリ=ヴァンスタインといいます。あなたのお名前は?」 「ヘ?お、俺は横島忠夫……っていうかここどこっ!?俺昨日は家に帰ってそのままぶっ倒れたはずっ!? なのにこんなところでカワイイ女の子に話しかけられてる!?まさか寝ている間に天国にっ!?」 やや図々しい勘違いをする少年、横島にマユリは笑顔で答える。 「ここはイギリスです。天国じゃありません、安心してください。 横島さん、とおっしゃいましたよね。後々色々説明するんで―――とりあえず世界を救ってもらえませんか?」 ここに、魔神さえ手玉に取ってみせた男の戦いが始まる。 こんなもんでどうだろーか? リオン様も東京とアンゼに目を光らせてたんでイギリスの動向を見逃したあたりで。 ……つーか、携帯キツイ。 3-869 :無敵のトリオ 一方そのころ地上では、三人の女性が戦っていた。 「何やこのバケモンの大群、大神の新兵器かいな?」 「その可能性も否定できないけど、どうやら違うようよ」 「なんでや?」 「………」 「見て、この化け物あの城から沸いているみたい」 そういいながら上を指差した 「ごっつい城やなぁ」 「………」 城を見上げる三人 「どうする?このままこいつら倒し続けるの?」 「きまっとるやんか、乗り込む」 「言うと思った、黒猫はそれでいい?」 「……(コクッ)」 どうやら三人の考えは一緒だったようだ。 「じゃあいきますか、2人ともしっかりしがみついといてな」 「わかってるわよ」 「……(ガシッ)」 2人は1人の大柄な女性にしがみつく と、黒い女性の頭に一匹の猫が飛び乗った 「……スキヤキくるの?……わかった」 黒い女性はそう言うと、その猫を抱え込んだ。 「準備完了やな、この事件もうちら地球最強のトリオ『ファーレンガールズと黒猫』にお任せや」 「……ちょっとまちなさいよ。アンタ、それ英語の意味分かって……」 その言葉を言い切ることも無く彼女らは紅き月の昇る空へ、式神の城に落ちて行った。 と言う電波が届き、勢いで書いた 3-870 U-1「われら」 KYO-YA「邪気眼四天王」 HARI-MA「通りたくば」 SAI-TO「われらを倒していけい!」 全部わかったあなたは素晴らしい邪気眼の持ち主になれるよw 3-871 その時、各地で奮戦していた勇士達の前に 強大で邪悪な波動を放つ四つの存在が立ちはだかっていた! 「はわっ!あなた、相羽祐一くんだよね!? どうしたの、その邪悪なプラーナは!?」 「……赤羽くれはさんと金さんだね? 俺は相羽祐一じゃ無くて、U-1!」 「Σあ!アンタ、播磨拳児さんっスか!? どうしてワタシの邪魔するっスか!?」 「……違うな、ベホイミ。俺はHARI-MA!」 「……恭也お兄ちゃん、どうしてあたし達にその二本の小太刀を向けるの? あたしだよ、恭也お兄ちゃんの妹の高町なのはだよ。分からないの!?」 「……違う、俺は高町恭也に非ず。KYO-YAだ!」 「Σ平賀才人さん、どいて下さい! わたしです!博麗神社の霊夢です! 忘れたんですか!? それに、ルイズさんとは一緒じゃないんですか!?」 「……ルイズは関係無い。俺は平賀才人じゃ無くてSAI-TO!」 「「「「我等、邪気眼四天王! 式神の城の力に依って裏新宿のアーカイバより具現せしモノ! 城の主の意志を妨げる者は容赦無く倒す!!」」」」 ……戦局はひとつの大きな山場を迎えていた……。 3-881 スカリエッティ「……これも計画の内。柊蓮司と玖珂光太郎には私の新たな傑作たる『アレ』の相手をして貰わねばな……w」 3-887 そしてさらにアクセルを踏んでみる 東京上空100000m。 現世に出現した『城』をも見下ろす遥か高空。 そこでもまた、戦いが繰り広げられていた。 「天の下に災いをなすものどもよ…」 「八百万の神々の力をもちて」 「これを討つ!!」 「「「魔女っ子戦隊!!パステリオン!!!」」」 「いや、ここでそんな決めポーズとられても」 「今回ボクら裏方だよ?」 「「うるさいよっ!?」」 「ふ、ふたりとも落ち着いて…」 赤・青・黄、それぞれ原色の派手な衣装を身にまとい、 珍妙不可思議な生物(ナマモノ)をお供に引き連れた三人の少女たち。 『城』の出現によって揺らいだ世界結界を支えるため、集結した彼女たちを待っていたのは…。 「うわ、凄い数…」 「今さ、あんまり派手なこと出来ないんだよね?世界結界崩れかけてるから」 「まあ、なんとかするしかないでしょ。なんとか」 いずこかの世界より引きずり込まれたと思しき異形の獣。 翼竜とも蝙蝠ともつかぬ異界の鳥たちは、その圧倒的な大きさと無限とも言える数をもって三人と三匹を包囲する。 しかし、彼女たちは恐れない。恐れるわけにはいかない。 なぜなら、彼女たちもまた世界を救う魔法少女(スーパーヒロイン)なのだから…! 「まあ、天敵の亀さんも来るみたいだしね?」 「ミフもタもないなぁ…」 邪気眼には厨設定でごー。 3-892 そして現れる邪気眼王O-GAMI 「俺が正義だ!」 3-893 で、式神の城を利用しようとする勢力も出るわけだ ワルモン博士「ふぁ~っはっはっはっ!式神の城の力はこの私のモノだ!」 ライト「そうはさせるか!」 ツインビー「ビー!」 すまん俺にはこれが精一杯だ 3-894 柊「Σ五月蝿ぇっ!!(一閃胴薙ぎ)」 光太郎「Σ邪魔だぜっ!!(腰の入ったキレ良い全身捻り入り右フック)」 O-GAMI「Σげはぁっ!?;」 ……O-GAMI、戦線離脱(リタイア) 3-908 SIN-G「O-GAMIがやられたか」 HERO-YUKI「所詮奴はわれら4大邪気王の中ではもっとも小物」 RYU-I「女の力を得なければ力を発揮できぬひも男よ…」 3-911 ちと流れに乗り遅れたがさらにちょっとだけカオスにしてみる アキバから少し離れた病院の一室にて 頭に包帯を巻いた男が城を見上げていた 「……俺が交通事故にあってなってなければ、今頃あいつらと一緒に戦えるのに」 「HAHAHAベリベリィダイジョーブですよゴ主人様なら!」 「うるせぇよ!ていうか何でお前がここにいるんだよ!」 「ああ、俺が連れてきた。嬉しいだろ?」 「嫌がらせか! 第一、柊と光太郎を一緒に戦わせるなんて何考えてんだよ! Aの魔方陣でクロスオーバーさせる気なのか!」 「クロスオーバーするつもりはなかったんだけど、この方が面白そうだろ?うひひ……」 「笑ってる場合か!最悪、無名世界観と主八界が繋がるぞ! 明らかに世界が壊れるだろうが!」 「大丈夫、今回のネタだから」 「超イッパツネタじゃねえか! ……くそ、矢野がいないから俺がツッコミやならいといけないじゃないか」 という、舞台の裏側を幻視 …やはり文才なしで携帯では無理があるな 3-913 魚雷ガール「興味なし」 4大邪気王「グフッ」 見てたヤツラ「満を辞して登場した敵の語りを切って捨てたーーーー!!!」 魚雷ガール「何なのこのカオスな状況!ふざけすぎよ!おふざけは許さない! なぜなら私は魚雷だから!」 3-917 小太刀は三輪と共にアルファ側の舞台裏で何か準備してるそうです 文才と気力がなくなって「だらけた雰囲気」だから他の人誰か続き頼む 3-923 せっかくなので、便乗してみた。 後悔はしていない。 「まったく、なんなんだこれは!!」 「せっかく……私と祐一と買い物の最中だったというのに」 「文句言ってないで、来るわよっ!」 高校生ぐらいの少年一人と同じ年代に思える美女二人。 平和な時あれば、両手に花な状況だと笑えたかもしれないが、 空から襲い来る異形たちの光景に笑っていられるわけもない。 「元凶は……あの城みてえだな」 厳しい目つきで少年が空を見上げる。 その目には異形の城が映っていた。 「このまま放っておくわけにもいかないし――行くわよ、なつき!」 なつきと叫んだ少女の手に、炎の円環が宿る。 「お前に言われるまでもない」 なつきと呼ばれた少女の手に、銀色の拳銃が出現する。 そして、力を現した二人の少女に、少年は手を伸ばし。 「鴇羽! 久我! 頼む!!」 「任せて、――カグツチィ!」 「私たちの愛を見せ付けてやろう、来い――デュラン!」 灼熱の黒龍。 絶対零度の銀狼。 黒と銀の落とし子――“チャイルド”が、空を覆う異形たちに咆哮を上げた。 3-927 流れに乗り遅れたけど、投下してみる。 「あれは一体・・・?」 『判らん・・・だが、アレを放っておけば世界の秩序が乱れるのは 間違いないだろう。』 ビルの屋上から突如、出現した『城』を見ながら少女は呟く。 その少女の隣にいた少年が少女に声を掛ける。 「シャナ・・・」 「判ってる。アラストール・・・あの城をなんとかすればいいんでしよ?」 『現状では、それしか方法があるまい。が、何があるか判らぬ。気をつけるのだぞ』 「判ってる。・・・悠二、頼りにしてるわよ」 「えっ?」 少女に頼られるとは思わなかった少年は、少女の言葉に少し慌てる。 その少年に、少女の胸元のペンダントが不機嫌そうな声を出す。 『貴様は、我々でも気づかぬ事に気づく事が多い。今回のように現状が把握できぬ場合は貴様のような 者がいた方が何かと便利やもしれぬからな』 「あ、うん、判った。頑張るよ」 『ならば言葉よりも結果で示せ。その為の鍛錬であろう?」 「うん・・・大丈夫。自分の身ぐらい自分で守れる」 少年の言葉に少女はクスリと笑うと、どこからともなく黒いコートと大太刀を取り出す そして長く美しい漆黒の髪が、燃えるような紅蓮へと変わる。 「それじゃ、行くわよ。悠二!!」 「うん、判ったよ。シャナ!!」 さらに混沌にしてみる。 そして、自分に文才が無いのが判った。 皆さん、スマソ。 3-936 おおう、電波が舞い降りた。 ~その頃の武蔵野市~ 「理事長~、秋葉原分校から救援要請が入ってますが~」 おっとりとした、どこか気の抜けるようなメイドの声。それは輝明学園秋葉原分校からのSOSを伝える、エコールのものだ。 だが理事長――天罪芽亜の態度はそっけない。 「そうか」 「そ、それだけですか~?」 ただ一言で切って捨て、おろおろとするエコールに皮肉っぽく口の端を歪めてみせる。 「忍者ジジイも耄碌したものだな。アレは運命の輪の外に居るものからどうにかできるような代物でもあるまいに」 「はあ」 「こう返信しろ。『せっかく寝た子を起こすな』、とな」 「はい~わかりましたぁ~」 「市一つを歴史ごと世界結界から切り取った……いや独立して作り変えた『力』だ。最悪、どこか別の世界に干渉しかねないからな」 「難しい~話ですね~」 「簡単な話だよ」 やれやれ、と芽亜は肩をすくめる。とても10歳くらいの幼女の仕草とは思えない。 「【下がる絢爛舞踏】爆誕、とか……嫌だろう?」 「夜ノ森」 「ん? どうした真白」 「ゆうえんちに、行った」 「行ったな」 「食事もした」 「したな」 「あとは、せっく――」 「わああああああああああああああぁぁぁぁぁっ!!!!!」 「ひはいほか(しないのか)」 「いや、そうじゃないけどっ! 直接的すぎっ!」 「むぐぐ」 武蔵野は今日も平和。 多分、この二人が居る限り。 3-941 流れが変わってようが気にせず勢いで書いてみた。 ――同時刻、某居酒屋 「ったく、世の中いつまで経っても物騒だな」 世の中を諦めきった、とでも言いたげに、酒場のおやじがぼやいた。ぼやきながらも支度の手は止めないあたり、随分と手慣れている。 「ふふふ、物騒なのはよいことだよ。なまじ平和ばかりだと、この伝説の暗殺者の腕も廃るというもの・・・・」 「物騒なお客さんはお呼びじゃないぞ」 半目で睨んでやっても、我関せずとワインを飲み干していく。 ちなみに彼の店にワインなぞ置いていない。堂々と持ち込みやらかすあたり、並の神経ではない。 「で、まだ開けてないのに何やってるんだ? 理由によっては叩き出すぞ」 さっきからどうも殺気立っている。おやじは自身をもてあましているのを感じていた。何でもない(迷惑な)客に、自然と警戒の姿勢をとってしまう。 当然だ。なにせ――直接ではないにしろ、かつてはお互いが敵であったのだから。 「理由なぞわかるだろう。"ディアボロス"?」 「さぁて、ね・・・・」 男のにやりとした笑みに、彼は僅かに眉を顰めてみせただけだった。 もう随分昔の話だ。彼が"悪魔"と呼ばれていたのは。 (最後に一花咲かせる・・・・のも。悪くないかもしれんな) だがそのときの彼は、かつての瞳のままで天空を見上げていた・・・・。 3-958 ~一方その頃、都庁屋上にて~ ペンギンの着ぐるみの様な物が腕いっぱいにお菓子や飲み物を抱えて歩いている 「エトナ様ー、お茶のおかわり買って来たッス」 「ハイハイごくろーさん。殿下ー、お茶だそうです」 「うむ」 ピクニック用のシートの上に偉そうにふんぞり返った少年がお茶を片手に その隣に退屈そうに寝っころがっている爆発した髪型のような少女がプリンを片手に 激戦に興奮して腕を振り何故か実況解説を繰り広げている仲間の堕天使を眺めて楽しんでいた 「しかし久々に人間界に着たと思ったらやけに面白い状況になってるではないか」 「何時かの人間界とは別みたいですけどねー」 「そんな事はどうでもよい」 手にしていたお茶の空き缶を握り潰しながらすくっと立つと腕を組んで更にふんぞり返った チャームポイントである二本の触覚がピンと天を衝く 「オレ様を差し置いて楽しい事をやるとは許さん!この超魔王ラハール様も参戦させてもらおうか!ハーッハッハッハッハァッ!」 「いや、でも殿下」 横で寝転んでいた少女がまたかと冷めた目で見ながら今にも飛び込んで行きそうな少年に水を差した 「何だ。人が良い気分で高笑いをしていると言うのに」 (何つーか更に収集つかなくなりそうな気がするんで大人しく観戦してませんか――……何て言っても聞かないしなぁ) どうした物かと数秒考え再度少女は少年を見上げて提案した。 「ここは両陣営が疲労した辺りで殿下がカッコ良く登場してですね」 「ふむ」 「両陣営が疲労した辺りで混戦の中に突如として現れる極悪非道な超魔王!」 「ほう」 「協力し合う両陣営!それを一薙ぎでブチ殺す殿下!」 「うむ、そ」 「ダメです!そういう展開だと絶対正義は勝たなくちゃいけないんです!ヒーロー物の常識です!」 身を乗り出して実況していた堕天使の少女が振り返りながら今までの話の展開にケチを付け出した 目の前で始まった堕天使と悪魔による話の展開朝まで生討論会。 出鼻をくじかれた少年はそれを放る事も出来ず仕方なしに新しいお茶のプルを開けたのだった。 更に丸投げ ← Prev Next →
https://w.atwiki.jp/ragadoon/pages/791.html
2015年度後期 ナイトウィザード2nd 第四話 "混沌の申し子" GM KAZZ-I 予告 最近、秋葉原で不審者が目撃されている。 最近、ウィザードが何者かに襲撃される事件が起きている。 この2つの件に何らかの関わりがあることは、想像に難くないが・・・。 ナイトウィザード『混沌の申し子』 空に昇る紅き月、それこそが混沌の象徴。 ハンドアウト 一ノ宮 コウ コネクション:“辻斬り” ホームルームにて、秋葉原周辺で不審者が現れたとの注意喚起があった。 キミは用心しつつ用事を済ませ、その帰り道で・・・不運にも、出くわしてしまった。 秋葉原の不審者――――辻斬りに。 上矢 炎牙 コネクション:荻原 宗一郎(おぎわら そういちろう) ホームルームにて、秋葉原周辺で不審者が現れたとの注意喚起があった。 その件について、キミは校長である荻原に呼び出される。 不審者についての対処、それがキミに下された指示だ。 柏崎 純 コネクション:緋室 灯(ひむろ あかり) ホームルームにて、秋葉原周辺で不審者が現れたとの注意喚起があった。 それはそれとして、キミは絶滅社から“ウィザード襲撃事件”の対処を指示される。 なお、相棒として同じく絶滅社エージェントの緋室がこの任に就くとのことだ。 香山 トキオ コネクション:グィード・ボルジア エミュレイター被害者の会を訪ねてきた聖職者風の男、グィード。 なんでも、“ウィザードばかりを襲撃する不届き者がいる”とのことだ。 そんな輩はエミュレイターしかいない、そう言って彼はキミに協力を求めてきたのだ。
https://w.atwiki.jp/denwauranai/
電話占い@まとめwikiへようこそ ここは大量に増殖中の電話占いサイトと電話占い関連の情報をまとめるサイトです。 業界的に業者による自演や広告がひどいようなので、ログインしないと編集できません。 残念ながらメンバーは承認制です。ここで宣伝しようと企む悪い電話占い業者さんは諦めてね。 間違った情報や新しい情報があったら、下にある「管理者にお問合せ」って所からご連絡下さい。 このサイトの目的 広告や宣伝、自演に惑わされず、電話占い情報を選別する参考情報をお知らせするサイトです。 どの電話占いが良くて、どの電話占いが悪いか、そういった評価はしません。 当たる、当たらないは別として、常識的な価格で、常識的なサービスを提供する電話占いだけを紹介します。 初めての方へ そもそも電話占いって何?な方はこちら → 電話占いって何? 電話占いサイトの一覧はこちら → 電話占いサイト一覧 スピリチュアルに否定的な方へ このまとめサイトは、スピリチュアル系に肯定的な立場で編集しています。 霊能者や霊感占いのようなスピリチュアルに否定的な見解の人は、ご気分を悪くされるかもしれませんのでお帰り下さい。
https://w.atwiki.jp/ragadoon/pages/777.html
2015年度後期 ナイトウィザード2nd 第一話 "非日常備忘録" GM KAZZ-I 予告 超常的存在であるエミュレイターと、それに対抗する超常的存在のウィザード。 ウィザードとして覚醒したからには、いつかその運命は動き出す。 彼らは日常を守るため、非日常、非常識の領域へと近づいてゆく・・・! ナイトウィザード『非日常備忘録』 新たなウィザードの誕生を、紅い月はただ見下ろす・・・ ハンドアウト 伊賀崎 俊次 コネクション:ベール=ゼファー キーアイテム:伊賀崎家の巻物 キミは世界の記録者の一族の末裔だ。代々伝わる巻物に、その記録を書き込んでゆくのだ。 それを狙うエミュレイターも少なからずおり、キミは奴らからそれを守り通さねばならない。 しかし、キミは迂闊にも・・・あろうことか、大魔王ベール=ゼファーに巻物を奪われてしまったのだった。 一ノ宮 コウ & 上矢 炎牙 コネクション:涼風 鈴(すずかぜ りん) そろそろ10月になろうかというこの時期に、担任から重大な発表があった。 キミたちのクラス、つまり高等部1年B組に転入生が加わるというのだ。 涼風 鈴と名乗ったその少女は、ただならぬ雰囲気を放っていた・・・。 香山 トキオ コネクション:ベール=ゼファー キミは、都内に事務所を開いている弁護士である。担当した事件の中には、エミュレイターが関わっていたものもある。 とにかくエミュレイターという存在を許せないキミの元に、法律相談とは無縁の連絡が入る。 その内容は魔王級エミュレイターの監視と撃退の依頼。対象の名は――――――ベール=ゼファー。
https://w.atwiki.jp/kirby_matome/
星のカービィまとめWikiは星のカービィシリーズに関する情報をまとめている非公式のWikiです。 当Wikiは非公式のWikiであり、株式会社ハル研究所、任天堂株式会社、その他関連企業・個人とは一切関係がありません。
https://w.atwiki.jp/nightwizard/pages/193.html
このテンプレートは細心でない可能性があります。 また、コピペをする際は、他スレへのリンクなど必要な部分を編集してください。 本スレでは脱線扱いとなる原作バレ、原作リプレイやTRPGなど、アニメ以外での話題や解説のためのスレッドです。 関連商品の詳細情報もこちらでどうぞ! 次スレは 980あたり ■前スレ 【ネタバレ】ナイトウィザードその★★【卓ゲ雑談】 http //★★★★★ ■本スレ ナイトウィザード -Night Wizard!- セッション★★ http //★★★★★ ■原作スレ 菊池たけし セブンフォートレス ナイトウィザード★★ http //★★★★★ ■PS2ゲームスレ 【PS2】ナイトウィザード Denial of the World ★★ http //★★★★★ ■関連ノベルスレ 【ナイトウィザード】FEAR小説スレ★★【きくたけ】 http //★★★★★ ■公式サイト http //www.nightwizard.jp/ (TVアニメ公式) http //www.kids-station.com/minisite/nightwizard/ (キッズステーションHP) ■まとめサイト http //www42.atwiki.jp/nightwizard/ (ナイトウィザード The ANIMATION Wiki)
https://w.atwiki.jp/ragadoon/pages/782.html
2015年度後期 ナイトウィザード2nd 第二話 "ハロウィーンの亡霊" GM KAZZ-I 予告 10月も最終日、輝明学園秋葉原校は文化祭の準備で賑わう。 だが、生徒の間で不穏な噂が流れてもいた。 それは、1年前のハロウィーンに起きた、怪事件のことだった・・・。 ナイトウィザード『ハロウィーンの亡霊』 紅い月は、事件の結末を見るか・・・。 ハンドアウト 伊賀崎 俊次 コネクション: アンゼロット キミは、最近のエミュレイターやウィザードの動向を巻物に記しているところだった。 その仕事を中断させたのはアンゼロット。1年前のハロウィーンでの事件の調査を依頼されたのだ。 当然ながら拒否権を与える気はないようだ。 一ノ宮 コウ & 上矢 炎牙 コネクション:坂本 ユウ キミたちのクラスでは、文化祭の出し物を決める会議を行った。 その放課後、クラスメートの坂本が噂を持ち込んでくる。 その内容は、1年前のハロウィーンに起きた、大量失踪事件のことだった・・・。 香山 トキオ コネクション: 桂木 祐太朗 キミの事務所に、突如として不審な男が現れた。 政府の人間だと名乗った彼は、キミにある事件の調査を依頼する。 その事件とは、1年前に世間を騒がせた「ハロウィーン事件」だった・・・。
https://w.atwiki.jp/animesaimoe2008/pages/221.html
ナイトウィザード The ANIMATION 本戦出場キャラ一覧(対戦表) キャラ名 担当声優 本戦組 日付 一回戦対戦相手その1 一回戦対戦相手その2 志宝エリス 宮崎羽衣 B02組 8月23日 クーパ@ドルアーガ 雨宮優子@ef アンゼロット 小暮英麻 E10組 9月5日 桑原鞘子@バンブレ 川添珠姫@バンブレ 緋室灯 小暮英麻 G05組 9月13日 文伽@シゴフミ 鳥飼葉月@スケブ 大魔王ベール=ゼファー(ベル) 後藤邑子 G10組 9月14日 ドクロちゃん@ドクロちゃん 銀(イン/キルシィ)@DTB 赤羽くれは 佐藤利奈 G08組 9月16日 若月朱里@マイユア 三千院ナギ@ハヤテ 本戦出場キャラ一覧(データ) キャラ名 担当声優 一次予選 票数 被得票率 二次予選 票数 被得票率 本戦組 日付 志宝エリス 宮崎羽衣 16組7位 328票 21.9% B02組 8月23日 アンゼロット 小暮英麻 02組16位 201票 15.5% 12組2位 304票 31.3% E10組 9月5日 緋室灯 小暮英麻 17組14位 278票 17.7% 05組6位 255票 25.5% G05組 9月13日 大魔王ベール=ゼファー(ベル) 後藤邑子 15組10位 317票 23.0% 09組1位 324票 31.5% G10組 9月14日 赤羽くれは 佐藤利奈 03組8位 272票 20.1% G08組 9月16日
https://w.atwiki.jp/ragadoon/pages/796.html
2015年度後期 ナイトウィザード2nd 第五話 "魔道具(アーティファクト)を集めて" GM KAZZ-I 予告 ウィザードに関わる施設から、物資の盗難が起こっている。 もし、学校を欠席中の“魔王”がこれに関与しているとしたら・・・? さらには、謎の組織による、協力要請という形での介入あり。一体、何が起ころうとしているのか・・・? ナイトウィザード『魔道具(アーティファクト)を集めて』 紅き月の照らす元で、許されざる奇跡が起こる・・・ ハンドアウト 一ノ宮 コウ コネクション:アンゼロット クラスメートの涼風 鈴―――つまり、“蠅の女王”ベール=ゼファーがここ最近学校を休んでいる。 彼女の正体を知るキミは、これから何か起こるのではないかと思うことだろう。 その予想を裏付けるかのように、アンゼロットからの呼び出しが待っていた。 上矢 炎牙 コネクション:ヴィヴィ先生 キミは地下迷宮“スクールメイズ”での実戦授業を終えた後、管理人であるヴィヴィ先生に呼び出され、依頼を受ける。 その内容は盗まれた備品の回収ないし処分。とにかく危険なもののようである。 柏崎 純 コネクション:鈴鹿 葉月(すずか はづき) 絶滅社エージェントであるキミに、外部からの協力要請があった・・・のだが、連絡役であるノーチェは詳しい話を聞かされていないらしい。 キミと同じく輝明学園秋葉原校に在籍する、人造人間の鈴鹿 葉月に会うように、とのことだ。 香山 トキオ コネクション:煌 春鹿(ふぁん ちゅんるぅ) キミのもとに、慌てた様子で連絡を入れてきたのは煌 春鹿だ。 煌家が管理しているウィザード用の物資が、一部盗難に遭ったらしい。 世界の敵、エミュレイターと戦うために、何としても取り戻さねばならない。
https://w.atwiki.jp/wiki9_tds/pages/4.html
TDSメニューまとめWiki